キャバクラ時代

 

プロフィールにもある通り

私は2017年〜18年末ほどまで銀座でキャバ嬢（ホステス）をしていました。

 

本格的に始めたのがこの時で、実際は学生時代から２、３店舗、週１、２回出勤程度の経験はありました。

留学費用を貯めようと思って、キャバクラ＝時給がいいという安直な考えで始めたことがきっかけです笑

 

 

 

しかしこれが意外と性に合っていたらしく、真剣にやったらお客さんを呼べるようになったんですね。

２年弱で引退したので業界内では短い方ですが

ある意味接客と営業の際たるものともいえるキャバクラで、本当に様々なことを学び、経験させていただきました。

 

 

まず世間的な間違った先入観を否定しておくと

 

「キャバ嬢＝稼ぎがいい」は間違いです。

お客さんを呼べるようになった分、お給料が際限なく上がっていくだけなので

売り上げが立たないと下手したらコンビニバイトくらいの時給にも平気でなります。

 

あとシャンパンタワーはめっっっっっったに出ません。

あれはごく一部の売り上げ額億とかいってる全国的に有名なキャバ嬢がSNSにあげていたりするので

キャバ嬢＝シャンパンタワーのイメージがついたのかもしれないのですが

誕生日でも滅多にありません笑

 

そして女の子同士のお客さん取った取られたも多くのお店ではありません。

スタッフ側も管理していますし、節度を持ってやっています。

あとホストも行くのは全体の１割くらいです。

いきなりお客さんから貢がれることもないです。むしろこちらから先行投資としてプレゼントします。

場所にもよりますが、ヤバイお客さんも滅多にいないです（そもそも本当にやばいと店入れません）

 

 

他にもまだあるかもしれませんが、こんなところでしょうか。

 

それでもやっぱりキャバクラにいると不景気なんて嘘なんじゃないかと錯覚します。

お金を持っている人は持っていますね。

 

そしてどんなにお金を持っている有名な社長だろうが会長だろが

キャバクラだと権威性も肩書きもいい意味でなくなるので、ひとりの人として見ることができます。

 

つまり人の本性がよく出る場なので

お金を持つと人はろくなことにならないなとショックを受けたこともあれば

こんな素晴らしい人がキャバクラに何を求めに来ているんだろうと思ったこともありました笑

 

となると偉い偉くないなんてものがバカらしくなりました。

全ては人が作り出した概念に過ぎず、それが共通認識できているから存在しているだけなのです。

 

 

 

 

 

 

基本的にキャバ嬢の仕事は”癒し”を提供することです。

それがどうしたら一番伝えられるか

話の聞き方からリアクションひとつとっても、相手に合わせてカスタマズしました。

 

故に慣れると、勝手に相手の欲しがりそうな言葉や態度が分かってくるようになりました。

 

単純なもので、そう言ってくれる相手を人は異性としても人間としても好きになるんですね。

 

 

お金を払って、それを実現させる。

おもしろいビジネスだなあと思います笑

 

 

仕事のことと理解していても人は目の前の言葉と態度を信じたがるものなので

暴走せずかつ離れていかないようにうまくコントロールし

いいお客さんになるように育てていく心持ちでやっていました。

 

 

いいことばかりではありませんでしたがそれも含め全てが学びでした。

何でこんなこと言うんだろうと思う相手でも、それは自信がないことの裏返しだったりします。

 

 

 

現役時代、娘さんのいるお客さんに

もし自分の娘がキャバ嬢になったら嫌だ？

という質問をすると、半分以上反対すると返ってきました笑

 

 

まだまだキャバ嬢のイメージはいい方ではありませんが

経験した身から言うと、女性は全員やって損はないかなあと思います。

 

恋愛はもちろんいろいろなことに応用がききます。

何より自分に自信がつく職業でもあります。

 

 

 

 

より個人の時代になってきている今

キャバクラを通して自分のブランド力をあげる練習をしてみるのもいかがでしょうか（笑）

 

 

関連事項はまた気まぐれで書いていけたらなと思います。

 

お読みいただきありがとうございました！