好きな人の正体

 

こんにちは!

 

 

突然ですが、古代ギリシャにソクラテスという哲学者がいました。

 

ソクラテスは、対話によって相手の無知や矛盾をつきそれを自覚させるという問答法を行うことで、より高い認識や真理へと導いていました。

 

本当かどうか分かりませんが、歩いてる人に突然、「盗みはいけないことですか?」とか聞いて、「えぇ、そりゃあ盗みはいけないでしょう」と相手が返すと、「では、家に病弱な母親がいて何日間も食事を摂っていなく、父親も戦争でなくなり、それしか選択肢がなくなった子どもが行う盗みはいけないことですか?」みたいに、「あっ そうくるんだ?」的な返しをして、回答者を悩ませたそうです。

 

個人的にはそういう面倒な人好きですが。

 

 

 

 

 

 

今回私はソクラテス的なめんどくさい人になって、こんな質問をしたいと思います。

 

「パートナーがいる人は、なぜその人のことが好きなのか、具体的に説明してください」

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

 

3つくらい挙げてもらえたらいいんですが、1つでもいいです。

 

 

 

 

 

一緒にいると落ち着くから

見た目がタイプだから

優しいから

価値観が合うから

 

 

 

 

 

などなど…….

 

思いつきましたか??

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、これら全てにソクラテス的回答をしてしまうと

 

「一緒にいて落ち着くなら人でなくてもいいし、自宅やペット、友人家族でもいいのではないか」

「見た目がタイプなら、その人以上に容姿がいい人はいくらでもいる」

「優しい人は他にももっといる」

「価値観が合う人は他にももっといる」

 

と、なります。

 

 

 

 

論破しようと他の好きなところを挙げれば挙げるだけ「他にもいる」となってしまうのです。

(もう古いですが、3高(高学歴・高収入・高身長)なんか典型的な論破対象です)

 

 

 

 

具体的に相手の好きなところを挙げると、「他にもたくさんいるのに、なぜその人が好きなのか?」という問いにぶつかり、正式に答えられなくなります。

恋する相手は唯一の存在でなくなってしまう気がします。

 

 

 

ある意味あなたが挙げた相手の好きなところは、あなたが社会に影響され、”こんな人ならいい”というのを無意識のうちに作り出していた虚構ということです。

場所や時代が違えばまた違った答えになっていたというのが、正しく虚構なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虚構とかなんだか怖いこと書いてますね私。

 

 

 

 

 

 

 

 

いくら好きなことを説明してもその相手は唯一の存在ではないのならば、じゃあ一体自分はなぜ好きなのか?

自分は相手の属性を好きになっていたのか?自分が作り出す虚構が基準なのか?

 

もんもんとしなくもないですね。

 

 

 

 

 

結局、「その人だから好き」に落ち着いてしまいます。

曖昧な説明ですが、同時に揺るぎない確信もある、それが恋愛なんだと思います(´-`).。oO適当w

 

 

 

 

結論、自分の好きな人の好きなところをソクラテスに問答法されたら、相手が何者であるかは分からなくなるので、明確に理由を説明できなくなる、だか好きである。

 

 

 

ですね(?)

 

 

 

 

 

 

 

まぁこれをちゃんと分かりやすく、家族で置き換えます。笑

 

例えば母親が、「私の息子は気立てがいいから好きです」なんて言わないですよね。

属性とか以前にそれを超越したものがあるためです。

 

 

 

 

あなたが相手を好きな理由はそれと同じです。

実は愛する人に対しては、厳密にいかなる理由も言えなくなるのです。

 

個々の属性ではなく「その人だから好き」であって、それ以上説明の仕様がありません。

 

普遍的なものは世の中にたくさんありますが、唯一明確に説明できないことが恋愛感情のような気がします(´-`).。oO

 

 

 

 

これを読んだ上で、「いや、それ以外にもなぜ相手が好きなのか説明できる!」と思った方は是非お話し聞いてみたいです( ´ ▽ ` )笑

 

 

 

 

ではお読みいただきありがとうございました!

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