夢は叶えるな
こんにちは!
今日は夢が持つネガティブな側面を書いていきます。
一般的に『夢』や『成功』というワードは、キラキラしていてすごく前向きでみんな持ったり目指したりしよう!みたいなイメージがあります。
世に広く認知されている成功者たちも「成功するには〜」「夢を持ったならば〜」など、それがある前提の話し方です。
確かに夢や成功に向かう姿は美しいと思います。
そしてもちろん私にも夢があります。
逆に夢を持っていない人をよくないと考える風潮はどうかと思いますが、正直夢を持たせるような環境やきっかけを与えられてこなかった人が多いのではないでしょうか。
夢を持たない人はなんとなく、自分の限界値を無意識に設定していて本当は夢ややりたいことがあるにも関わらずその無意識が作動し、「(どうせ無理だから)夢なんてない」と変換されているような気がします。
話しがそれました笑
宝石のように扱われている夢にも落ち度はあります。
なぜならば、すべての夢は叶わないからです。
夢とは、言い換えると欲望です。
例え夢の1つを実現したとしても、しばらくしたらまた新しい夢、つまり欲望が出てきます。
人間は欲望の生き物なので、実現したところでそこにずっと満足していられるわけではありません。
そしてその夢を実現してもまた次の夢(欲望)、そしてさらにまた次….と永遠ループの繰り返しです。
これを知らずに『すべての夢を叶えるんだ!』と意気込んでいると、欲望の沼にはまって一生満足できる人生にはなりません。
そうなると、本当はワクワクするはずの夢が自分を苦しめる対象になってしまいます。
夢を叶えるために行っているのにその夢に苦しめられてしまうのは悲劇そのものです。
(何かのためにやっているのに、どんどん苦しくなるって恋愛なんかでよくあるシチュですね)
じゃあ夢は持たないで、そこそこの欲望を満たしたら我慢しろということなのか!
ではもちろんなく、夢は叶えるものと考えずに、追いかけ続けるものと捉えましょう。
天才的大発明者トーマス・エジソンも、大量の発明したいものリストを残したままこの世を去りました。
ほぼ全ての学問の分野で顕著な業績を残した、ルネサンスが産んだ天才すぎて意味わからんレオナルド・ダ・ヴィンチ先生も、モナリザの修正を死ぬ間際まで行っていました。
みんな大好きディズニー創設者ウォルト・ディズニーも、テーマパーク開業の夢が叶った後、さらに大規模な未来都市設立計画を考えていたそうですが、それを実現させることなく亡くなりました。
比較するわけではありませんが、後世まで名が残るような天才たちですら全ての夢を叶えきっていないのに、私たちが叶えられるわけがないんです(笑)
だから夢は追い続けるべきものなのです。
そしてもっと言えば、自分が生きている間にその夢を実現させる必要もありません。
自分の夢は自分が生きている間には叶えられないから、亡き後叶えてくれる人に託そう
それってめちゃくちゃ魅力的で素敵な考えですよね。
夢は叶えること以上に、追いかけ続けることに意味があるのです。
ではお読みいただきありがとうございました!