ネガティブバイアス

 

私たち人間の脳が持つ大きな特性・特徴のひとつに

ネガティブバイアスというものがあります。

 

 

 

バイアスは先入観や確証と言うことができて

これが強いと、”自分が信じているものが正しい”と裏付けるものをどんどん見つけるようになっていきます。

 

 

 

 

そして私たちの脳は、ポジティブな情報よりも、ネガティブな情報をより優先させます。

 

 

 

それはなぜか?

 

脳が最も恐れていることは”死”だからです。

 

 

 

 

故に、私たちは常日頃から周囲に注意を張り巡らせて生きています。

もしかしたらこんなことが起きるのではないか、と脳はクリエイティブにあらゆる想定をします。

 

 

なので、心配ごとや不安になることは脳に刻み込まれた

生きていく上で必要不可欠な危機回避能力になるので、当たり前のことです。

 

むしろ、少しでも死を匂わせるようなことに対して

脳は危険信号を出さないといけないのです。

 

 

 

 

 

 

その上で、ネガティブバイアスというものは

 

そういった脳の特性にさらに確証を持たせるような情報収集や受け取り方をさせます。

 

 

 

危険を避けた行動に対し、あらゆる裏付けを脳が必死で探し出し

自分の選択は間違っていなかった、と一種の安心感を得ようとします。

 

 

 

その時の脳の創造性といったらすごいらしいですよ笑

 

 

 

 

 

 

 

人間関係などにおいても、この人嫌味っぽいな、とネガティブな印象を持ったら

その後どんな言葉も嫌味っぽく聞こえたり

 

 

面倒そうな仕事が回ってきてやるのが億劫と思ってしまえば

ああ、やっぱりこの仕事は面倒だ、と認識したり。

 

 

 

第一印象が悪い人は、その後払拭しようと頑張っても難しいケースが多いのも

ネガティブバイアスの影響です。

 

 

 

 

 

それくらいネガティブのパワーは強いのです。

 

 

 

 

 

しかし、”脳はネガティブに事象を捉えがちである”

 

ということを分かってしまえば、意識的にポジティブに捉えるようにしてあげれば問題なく解決します。

 

というのも、このバイアスはポジティブにも働くからです。

 

 

最初にポジティブな印象を得たなら同じように、その印象が正しいものであると脳の裏づけ作業が始まるので

嫌なことや面倒なことに対してもポジティブな解釈ができるようになります。

 

 

 

 

”失敗”ひとつとっても

ただの失敗にするか、踏み台にするためのエネルギーと捉えるかは自分次第です。

(そもそも失敗に概念はなく、人が作り出した虚構に過ぎないと思っています)

 

 

 

 

 

 

現代はまず死ぬ環境にはないので

あまりネガティブやバイヤスに囚われずに過ごしたいですね。

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました!

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